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2011年03月28日

東京公演、大盛況で幕を降ろしました

3月27日(日)、「シングルマザーズ」はついに東京公演最後の36ステージ目を迎えました。本来は全39ステージの予定だったのですが、4ステージ中止となり、追加で1ステージ入ったので、計36ステージ。途中で想定外の出来事に襲われた今回の公演は、一生忘れられないものになりそうです。

朝日新聞朝刊「卒業する」という連載コラムに、沢口靖子さんのインタビュー記事が載ったのが、忘れもしない3月10日。この記事を書いてくれた記者の方に、
「世の中がひっくり返るようなことが起きて、通常の記事が全部飛んでしまうようなことでもない限り、予定どおり掲載されます」
と言われたことが、なぜか頭にひっかかっていました。
その時私は、「世の中がひっくり返るようなことって、たとえばどんなことかなぁ」と考えたのですが、これといって思いつきませんでした。
3月10日までは何事もなく過ぎ、予定どおり沢口さんの記事が載りました。
そして、翌日の午後2時46分から、「日常」が文字通りふっとんでしまいました。私はあの時の記者さんの言葉を思い出し、「世の中がひっくり返るなんてことが、現実に起こるんだ」と感じました。

それでも、ここ東京では、人々は徐々に日常を取り戻しつつあります。
私たちは、幸運にも公演を再開することができ、大勢のお客様が戻ってきてくださいました。特に、最後の3ステージは、「こんなに!」とびっくりするくらい、劇場がいっぱいになりました(もちろん消防法には違反していませんが……念のため)。この時期に演劇公演を続けることについては、いろいろなご意見があるでしょうが、多くの人々が公演再開に拍手を送り、温かい言葉をかけてくださり、共感のメッセージを寄せてくださいました。そして、満員御礼で迎えた千秋楽は、カーテンコールが鳴り止まず、二兎社の歴史に残る感動的なものとなりました。劇場に足を運んでくださった全ての皆様、本当にありがとうございました。

ところで「シングルマザーズ」は、まだまだ続きます。
4月いっぱいまで、全国各地で公演を行いますので、お近くの町で、ポスターやチラシを見かけることがあるかもしれません。ひき続き、よろしくお願い致します。
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2011年03月26日

超満員

まるで冬に逆戻りしたような寒い日が続いています。
しかし、ここ、東京芸術劇場小ホール1には、熱気がムンムン立ち込めています。
地震で公演中止になった日の振り替えのお客様に加え、駆け込みで観に来る関係者の方なども多く、チケット担当のMさんは、どうやって人が客席からあふれないようにするか、日々頭を悩ませています。

補助席もめいっぱい出しました。普段は客席でチェックをする永井さんも、今日はギャラリーから観ました。ギャラリーとは、照明操作、音響操作をするための、客席後部上方にある空間です。私たちも、普段はなかなか入る機会のない場所です。全体が見渡せるので、こんな所から芝居を眺めるのも、なかなか面白い経験だと思います。

いろいろとやりくりしたおかげで、今日もなんとか当日券に並んだお客様をお断りすることなくすみました。でも客席はびっしり! こんなに人が入るんだ! とびっくりしてしまいます。

明日はいよいよ東京公演の千秋楽。途中、本当に思いがけない、世の中をひっくり返すような出来事もありましたが、東京公演の最後が、盛況に迎えられることに感謝いたします。
明日もよい舞台になりますように。




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2011年03月24日

一ヶ月の進化

こんにちは、ご無沙汰しております。稽古場〜初日まで、プロンプター兼ブログ更新を担当しておりました谷です。2/20に感動的な初日に立ち合ってから、僕は僕の日常へ帰り、二兎社の様子を気にしつつも劇場へ足を運べずにおりました。気がつけばもう初日から一ヶ月! ようやく時間を作り、久々に東京芸術劇場へ。

楽屋裏では愛さん・出演者一同と感動の再会。「名前忘れられてたらどうしよう」とさえ思っていましたが(笑)、さすがに一ヵ月半、苦楽を共にし、同じ釜の飯ならぬ同じお茶場の菓子を共にした仲、「谷さん!」と声をかけてもらえて、よかった、よかったと一安心。

栄作さんに、
「どうです、初日から一ヶ月。変わりました?」
と尋ねると、ニヤリと笑って、
「まぁ、見てみてよ」
と不敵な笑み。なら見せてもらおうじゃないか! わくわく。

開演15分前に、誰もが気になる余震の際の避難・誘導に関する丁寧な場内アナウンスがまずマイクで流れ、さらに開演直前には愛さん直々にご挨拶と所信表明。僕が仮に一見さんでも安心できるだろう、丁寧で心のこもった挨拶でした。

さて、お芝居の方は、と言うと。一ヶ月間、客席からの暖かくも厳しい視線と、演出家・永井愛からの厳しくも厳しい視線に晒されただけあって、細やかながら多くの変化が見られました。

初日に見せた熱気、高揚感、そして興奮のステージは、忘れられない強烈な印象を僕の脳裏に刻みましたが、今日見せたステージングはまさにプロの仕事。よりがっちりと出演者同士の絆が固まり、あうんの呼吸で飛び交う台詞、視線。大きな変更はないものの、もう本当に細かなところまで覚えている僕に言わせれば、より解像度が上がり、より安定感が増し、その分、輪郭が際立ちメッセージが力強く響いてきた感じ。素晴らしい。

(ややネタバレ)個人的には、4場での「今すぐ。すぐに!」という栄作さんの台詞、この言い方ががらりと変わっていたのがとりわけ胸に響きました。自分でも自分の弱さやもろさをわかっている、理屈の上では自分の非も認めているし変わろうとしている、しかし感情はコントロールできないからこそ感情なわけで、どうしようもない、行き場のない思いを抱えている行男の苦しさ、もどかしさがぎゅっと伝わってきました。美しいシーン。

そしてカーテンコールでは、出演者を代表して沢口さん・栄作さんから被災地へのエールを込めた短い挨拶が。ロビーに義援金用の募金箱も設置してあるとかで、開演前のアナウンスと言い、終演後のこれと言い、本当に誠実に、この状況下で演劇をやる意味と、この状況下で演劇を観る意義について考えているのだなぁと感動していると、ロビーですさまじい光景が。



終演後、疲れを癒すどころか、メイクも落とさずに募金箱を持って寒風吹きすさぶ外気の差し込むロビーに立つ主演女優&作・演出家。……これには言葉を失いました。後で聞いたら、沢口さんの方から「微力でも是非何かやりたい、力になりたい」とお申し出があったとか。

お客様をフレームに入れてはいけないと、人が減ってから写真を撮らせてもらったのですが、実に多くの方が募金に応じて下さっていました。口先だけの被災地支援やお見舞いではなく、全力でこの現実と向き合っている演劇人の姿を観た気がします。

二兎社・シングルマザーズ、東京での公演は、あと4日、今週日曜で終了です。まだご覧になっていない方、二兎社の舞台は安心をくれました。是非ご来場下さいませ。もうご覧になって下さった方、二兎社の舞台は、やっぱり何度観ても面白かったです。是非またご来場下さいませ。ラストシーンは久々に観ても元気をもらえるいいシーンでしたよ。こりゃ俺も、もらった元気を仕事に生活に注入して、日本経済を滞りなく回すという形で被災地支援をしなけりゃな、と、思いました。

帰り道、路上で募金箱を置いてストリートライブをやっているミュージシャンにも遭遇。さらにまた帰り道、「このお料理をご注文頂いたら、その分のお代はそのまま募金へ」という粋な計らいをやっているメシ屋にも遭遇。東京も捨てたもんじゃないぜ。(谷)
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2011年03月22日

ひとりママ・ネット会報誌

昨日今日と雨が続きました。
こんな日は外出したくなくなるものです。
お客様の足にも、さぞ影響するだろう……との予想に反して、昨日の公演では当日券をお買い求めになった方がなんと21人も! これまでの最高記録です。そして客席は満席! 嬉しい!
このような悪天候の中、劇場までお運びくださった皆様、本当にありがとうございました。

話は変りますが、劇中に出てくるシングルマザーの支援組織のモデルになったNPO団体「しんぐるまざあず・ふぉーらむ」では本日、会報である「NEWS」原稿の印刷作業が行われました。これはちょっと古いものを写したのですが(しかもかなりぼけていますが)、こんな感じの冊子です。

ニュース写真.jpg

観ていただいた方にはわかると思いますが、これとそっくりのものが、舞台でも登場します。
そして、会報の発送作業の場面はすごくリアル! 私も実際の作業に参加したことがあるのですが、雰囲気がよく出ていると思います。観劇に来てくれた「ふぉーらむ」の他のメンバーも、あまりにも見覚えのある光景にびっくりしていました。
今回は仕事があったため、会報(現実世界の)印刷や発送作業をお手伝いすることはできなかったのですが、次号では、時間の都合がついたら参加したいと思っています。その度に、舞台のこの場面を思い出しそうです。

(ゆ)
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2011年03月20日

「シングルマザーズ」の音楽

週末は、いい天気になりました。
大規模停電の恐れからも少し解放されたからでしょうか。
劇場に日常の活気が戻ってきたと感じました。
皆様ご来場ありがとうございます。
そして、震災のための義援金にご協力頂き、心よりお礼申し上げます。


さて、お客様からの問い合わせが多いので今日は「音楽」をご紹介します。


Jean-Philippe Goude =ジャン・フィリップ・グード の「Pour L'instant」というアルバムから使用しています。

カーテンコールの曲は、スコット・ジョップリンの「ラグタイムダンス」。
永井愛の代表作「カズオ」をご観劇頂いたことのある方は、この曲でタップを踏む
‘二兎’を懐かしく思い出されているのではないでしょうか。

30周年記念作品の上演も、東京は残すところあと1週間、9ステージです。
どうかお見逃しのない様に。

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2011年03月18日

電気について

「予測不可能な大規模停電の恐れ」が報道された昨日。
二兎社には、「今日の公演はありますか?」というお問い合わせの電話が多くありました。
私たちも、大規模停電がないことを切に願いながら、通常どおり、公演の準備を進めました。
事務所でも暖房を切り、照明も暗くして、節電に努めました。
幸いにも大規模停電を免れることができ、『シングルマザーズ』は無事開演しました。
東京芸術劇場がある豊島区は計画停電のグループの中には入っていないので、計画どおりに行くのであれば、今後も停電することはないはずです。

でも、数時間とはいえ、停電に当たった地域はいろいろと不自由なことだと思います。電車の運行も制限されるし、影響は大きいですよね。ましてや電気が復旧していない地域の大変さは、想像に余ります。

「こんな時期に公演を続けるのはいかがなものか」という考えがあることは承知しておりますが、劇場に足を運んでくださった方からは、
「上演してくれてありがとう」
「来ようかどうしようか迷ったけど、来てよかった!」
「大地震の報道や不安の中、精神的にも疲れきっていましたが元気をもらいました」
等々のありがたいご意見や感想をいただいております。
このように不安定な状況の中でも、劇場に足を運んでくださる方々がいる限り、二兎社では公演を続けていくつもりです。

ところで、このような事態になって初めて、いかに普段、電気に頼る生活をしてきたのかを実感しました。エアコンのボタン1つで快適な温度になり、料理も電子レンジで数秒でホカホカに。職場では、パソコンなしには何も進みません。でも、世界を見回してみても、そんな生活ができる国、あるいは都市って、きっとごくごく一握りなのでしょう。そうではない他の国々や地域(きっと世界全体から見ればそちらの方が多数派)のことに、ほんの少しだけ思いを馳せつつ、被災地に1日も早く電気が復旧することを、心から願っております。

(ゆ)



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2011年03月17日

ご来場に感謝

昨日は皆様のおかげで公演を再開することができました。
このような状況の中で劇場に来てくださった皆様、本当にありがとうございました。
そして、様々な事情により、残念ながらいらっしゃることができなかった方々には、普段どおりの生活が1日も早く戻ることを願います。

客席は大盛況とまでは言えませんが、お客様の温かい拍手と笑いに包まれていたようです。
カーテンコールでは、出演者の沢口靖子さん、吉田栄作さんが舞台上から募金を呼びかけてくださいました。おかげさまで、ロビーでの寄付も沢山集まりました。

全館とも節電のために暖房を切っていますが、お客様の熱気のせいか、客席に限って言えば、そのことに気づかないような温かさでした。それでも寒い、という方もいらっしゃるかもしれません。その場合は毛布とカイロをご用意しておりますので、どうぞ遠慮なさらず、ロビーのスタッフにお声をかけてください。

しかし、今日はまるで真冬のような寒さですね。避難所にいらっしゃる方々のことを思うと、被災地に1日も早く春が訪れることを願わずにはいられません。


posted by ひとりママ at 13:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年03月16日

<お知らせ>明日のポストトークは中止です

もともとは3月11日(金)に設定されていた吉田栄作さん&永井愛のポストトークを明日17日(木)に再設定したのですが、終演後の交通事情を鑑みて、残念ながら中止することに致しました。
楽しみにしてくださっていた皆さま、本当に申し訳ありません。
劇場までおいでいただくのも、お帰りになるのも大変な状況かと思いますが、どうぞお気をつけて……。
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2011年03月15日

明日から公演再開します!

この度の東日本大震災で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。また、被災地の一刻も早い復興をお祈り致します。

さて、明日16日(水)2時の公演より、『シングルマザーズ』の公演を再開します。
不安の中で過ごされている方も多いと思いますが、私どもはこんな時こそ「演劇の力」を信じております。本公演『シングルマザーズ』は、現在の困難な状況を少しでも打開しようと前に進んでいく女性たちの物語ですので、ご覧になる方にも、彼女たちの連帯感や活力のおすそ分けができればと願っております。

お住まいの地域によっては、劇場にいらっしゃるにも並々ならぬご苦労があると思いますが、皆様のお越しを心よりお待ちしております。どうぞお気をつけておいでください。

また、節電対策のため、暖房をとめてしまいますので、暖かい服装でいらっしゃることをお勧め致します。

当日券もご用意しておりますので、ご都合のつく方はぜひおいでください! お待ちしております。
posted by ひとりママ at 14:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年03月12日

緊急!24日(木)14時、追加公演決定!

皆様

3月11日に発生した地震のため、東京都の指示により東京芸術劇場は13日いっぱい臨時閉館されます。
このため、二兎社は以下4ステージの公演を中止せざるをえなくなりました。
3/11(金)19:00開演
3/12(土)14:00/19:00開演
3/13(日)14:00開演


急遽、3月24日(木)14時から追加公演を行うことと致しました!!


≪11日から13日までのチケットをすでにお持ちのお客様へ≫

3月16日(水)から3月27日(日)の各公演日への振替えを承ります。
追加公演の24日(木)14時の回も含みます。

現状、空いているお席へのご案内となり、臨時対応になりますので座席の指定は弊社にお任せいただきます。
混雑している場合は補助椅子となる場合もございます。
このような緊急時につき、どうかお許しください。



振替えが困難のお客様には、チケット代金のみ、払い戻しを承ります。

電話:03−3991-8872  二兎社(10時〜18時)

必ず二兎社にお電話を下さい。


受付が完了しましたら、お手持ちのチケットとお振込先を二兎社までご郵送頂きます。
恐縮ですが、郵送代はお客様の負担にてお願い致します。
〒179-0085練馬区早宮4-6-5-2F二兎社
お電話もなくチケットのみご郵送いただいても対応できかねますので、必ずご連絡下さいますようお願い致します。


12日・13日は、劇場小ホール1前にても対応致します。
受付時間=13:30〜15:00、18:30〜20:00

posted by ひとりママ at 12:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記